2011年12月30日
絵本「よかったな、 かあちゃん」を読んで
小学生三人が出合った認知症の老婦人とその夫との交流を描いています。公園のいつものところで、友達とサッカーをしたかったのに見知らぬ老夫婦。ボールが転がっていき「かずや、もうおうちにかえろ」と死んだ息子だと思い、声をかけられたひろきくん。おじいちゃんに事情...
私の趣味は現在ゴルフと絵本を読むことです。これからこれらの趣味について書いていきたいと思います
2011年12月30日
小学生三人が出合った認知症の老婦人とその夫との交流を描いています。公園のいつものところで、友達とサッカーをしたかったのに見知らぬ老夫婦。ボールが転がっていき「かずや、もうおうちにかえろ」と死んだ息子だと思い、声をかけられたひろきくん。おじいちゃんに事情...
2011年07月05日
やぎのめえこ先生が、生徒のみんなに言いました。「みなさん、今日のしゅくだいは“だっこ”です。「やだ~」って言いながらモグラのもぐくんは、急いでおうちに帰ります。おかあさんは、赤ちゃんの世話で大忙しでかまってくれません。なかなか言い出せなかったもぐ。夕食の...
2011年05月29日
ハルは海辺の小さな村に生まれた。「おや、ほくろのあるいい手じゃ。きっとこの子は器用だし、幸せになるよ」とハルの手を見て皆が言った。ハルは小学生になった。折り紙でも、あやとりでも誰にも負けなかった。ハルが15の時、戦争で両親を亡くし、祖母と幼い妹や、弟を...
2011年02月02日
テスは6歳と3ヶ月と12日の女の子。テスの木は、だいたい175歳のとても年寄りの木でした。大好きなこの木の枝にブランコをつるしたり、木陰にテントを張ってキャンプしたり、落ち葉のふとんにもぐったり、テスはその木が大好きでした。ある晩荒らしになり太い枝が折れてし...
2011年01月21日
いわさきちひろさんの描くやさしい絵が留守番をしている少女の心情が映し出されています。雨の日の留守番はとてもいやです。曇ったガラスにいろいろ書く。電話が鳴っても知らない人がでると、いやです。結局少女は電話にでなかったが、またお母さんからと思い電話を待つ。...
2010年11月15日
この絵本を読むと、いろいろなものに「たいせつなこと」「とても意味のあること」に気付かされます。一部を紹介します。「そらは いつも そこにある まぎれもなく あおくて たかくて くうきに みちている そして ときおり くもがとおりすぎていく でも そらに...
2010年10月10日
「ぼく」のおじいちゃんは病院に入院中。「ぼく」が訪ねて行くと「危ない目にあったり、いたずらしたり、悲しいこと、うれしいこともあったり、そんな時いつもそばに天使がいて助けてくれたんだ」と昔話を始めます。おじいちゃんは気がついていなかったけれど、年をとった...
2010年09月19日
木がある生活がどんなにいいか、そのすばらしさが描かれています。枝に登って遠くを見たり、ブランコをつけて遊んだり、夏には木陰で涼んだり、秋になると枯葉が落ちていろいろの遊びができたり・・・・。季節のうつり変わりや、子供たちのかかわりなどストリーを交えて木...
2010年09月07日
森の中で年老いたハリネズミのおじいさんが、一枚の金貨を拾います。これで、冬ごもりのためのキノコを買おうと喜ぶのですが、キノコならあげるよ、とリスさん。そのお金はもっと大事なものに使いなと。それなら靴をと言うと靴まで友達が作ってくれます。ハリネズミの欲し...
2010年08月20日
ぶたばあちゃんと孫娘は、ずっと長い間、一緒に暮らしていました。二人は何もかも、仕事まで分け合っていました。でも、ある朝、ぶたばあちゃんは普段通り起きてきませんでした。「なんだか、くたびれちまって」とばあちゃん。ばあちゃんは自分の死期を知り身の回りに整理...
2010年07月16日
北海の孤島できつねの親子が平和に暮らしていました。人間の親子と同じようにきつねの親は子供たちの成長を温かく見守り、子供たちはきつねの親からいろいろなことを学び、時には甘え、仲良く暮らしていました。しかし戦争はそんなきつねの家族をバラバラに引き裂きます。...
2010年06月12日
山の桜から名前をもらったさくら子。不思議な木でもともと栗の木でした。ところが大きな台風がやってきて、折れた栗の木から桜の芽が出てきたのです。栗の木が身ごもって、桜と言う赤ちゃんが生まれたのです。そして名づけられた名前が「みごも栗」と言います。かあさんも...
2010年05月14日
年をとったおじいさんとおばあさんは、寂しくて猫を飼うことにしました。そこでおじいさんが猫を探しに行きます。ところが出会う猫、出会う猫すべてが可愛い猫に見えて飼いたくなります。一番きれいな猫を探すために、あれこれと抱きかかえるうちに、ついに100万匹の猫を...
2010年04月18日
冬の夜更け、みんな寝静まった頃おとうさんとわたしは、みみずくを探しに出かけます。雪の中、とうさんと2人きり森の中へ。とうさんは「ほうーほう ほ・ほ・ほほーーーう」とみみずくの歌声で呼びかけますが、返事がありません。とても寒いけどわたしはじっと黙っています。...
2010年03月29日
舞台はシベリヤ、自然と共に生きるたくましさや、厳しさを真正面からとらえた物語で、大自然の中で狩猟をして生きる一家を描いています。猟師にとって鹿は、ただの食料ではなく、皮で着る物、履く物を作り、そして肉を食べることにより、自分の身体を作り、そして命が繋が...
2010年03月12日
デカうさぎとチビうさぎが、互いにどれ位相手が好きなのか比べっこするお話です。チビうさぎは負けたくないので、いろんな方法で「こんなにすきだよ」と伝えます。でも、腕を伸ばしても、ジャンプをしても、その大きさはデカうさぎにはかないません。最後には「おつきさま...
2010年02月20日
おじいちゃんが大好きで、たくさんの楽しい時間を過ごしてきた孫が、おじいちゃんを失った悲しみや、寂しさと、どう向き合えば良いか、孫を思う深い愛情が述べられた絵本です。絵本の中に「ないてもいい」「さびしいだもの」「でも なきすぎてはいけない」「わたしが す...
2010年02月14日
むかし、むかし静かな田舎に小さい家がありました。小さな家は、のどかな田舎で移り行く季節を楽しんでいました。ところがある日、馬の引っ張っていない車(自動車)が現れました。それから家の周りは、どんどん開発が進み両側に高層ビルが建ち、すっかり街になり忘れられ...
2010年01月27日
ガンの転移で残された時間がそう長くないと覚悟した36歳の主婦が、子供達に母親としての責任をできる限り果たしたいとの願いから絵本を書いたそうです。母親のうさぎが、ジャケットのポケットに毎年誕生日に子供たちの成長に合わせて、歯ブラシであったり、虫めがねであっ...
2010年01月11日
幼い時に海に潜ったまま命を絶った太一の父。太一は中学を出て与吉じいさんの弟子になり、海へ通い続けます。そして、「千匹に一匹でいいんだ。千匹いるうち一匹釣れば、ずっと海で生きていけるよ」と言う言葉に象徴されるように、おとうや、与吉じいさんから、海に生き、...